子どもの嚥下リハビリについて | コラム | 東京都北区 梶原駅【スマイル優訪問看護ステーション】

子どもが食事をする際に、飲み込みに苦労したりむせたりすると、親としては心配になりますよね。
最近ではそのようなご家族のために、子どもの嚥下リハビリに取り組んでいる病院も増えてきました。
今回は、子どもの嚥下リハビリの内容について紹介します。
▼子どもの嚥下リハビリ
嚥下リハビリとは摂食機能療法のことで、食べるために行うリハビリを指します。
子どもに行う嚥下リハビリには以下のような要素があるので、見ていきましょう。
■食事の環境づくり
まずは「食べることは幸せで楽しいことなんだ」という、環境づくりが大切です。
食べることを訓練と認識してしまうと、楽しい気持ちが生まれにくくなります。
楽しく食事をしていくなかで、飲み込める体勢や口の動きの訓練などを指導することが重要です。
■食事内容指導
食事の内容についても、子どもがうまく食べられるような工夫も必要です。
子どものペースや動きに合わせてどのように調理し、栄養を考えたらいいのかについて指導します。
さまざまな素材や硬さのものを訓練していくことで、嚥下機能の向上が図れるでしょう。
■食事訓練
食事の訓練には、主に下記の2種類があります。
・間接訓練：食べ物を使わず飲み込みの動作や食べる口の動きをする訓練
・直接訓練：実際に食べ物を使って噛んだり水分を飲んだりする訓練
他にも食べる姿勢の取り方を指導し、うまく食べれるようリハビリを行います。
▼まとめ
子どもの嚥下リハビリには、食事の環境づくり・食事内容指導・食事訓練などを行います。
食べることについて少しずつ動きを身につけていき、子どもに楽しい食事時間を過ごしてほしいですね。
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