高齢者に見られる脱水の原因
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2023/11/08
コラム
私たちの体は、体内に入る水分量と体外へ出る水分量が一定に保たれることで、体液のバランスをとっています。
このバランスが崩れ、体内の水分量が減少したときに、脱水の症状が起こります。
特に高齢者の場合は、自覚症状がないまま進行することもあるので注意が必要です。
そこで今回は、高齢者に見られる脱水の原因について説明します。
▼高齢者に見られる脱水の原因
■体内における水分量の減少
成人の水分量は体重の約60%ですが、高齢者では約50%にまで減少します。
高齢になると筋肉量が減り、体に水分を蓄えにくくなるのです。
また脂肪は水分を蓄えにくいため、筋肉が少なく脂肪の多い方も気をつけた方がよいでしょう。
■のどの渇きを感じにくい
高齢になると感覚機能が低下することにより、脱水状態になってものどの渇きを感じにくくなります。
また認知症により、飲み物を飲んだかどうか忘れてしまい、長時間水分を摂取しないまま過ごし脱水症状に陥るケースもあります。
のどが渇いていなくても定期的に水分を摂取し、脱水になるリスクを減らしましょう。
■薬の影響
服用している薬の影響で、脱水になることも考えられます。
薬による利尿作用で、必要な水分や塩分が不足して脱水を引き起こすこともあります。
▼まとめ
高齢者は、体内水分量の減少・のどの渇きの感じにくさ・服用する薬の影響などが原因で、脱水を引き起こすリスクが高まります。
高齢者の脱水を予防するためには、適切な水分補給が欠かせません。
そのために、こまめな水分補給を習慣づけ、薬の影響も考慮する必要があります。
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