床ずれの症状について
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2024/06/01
コラム
高齢の方が悩まされやすい体の不調に「床ずれ」があります。
しばしば耳にする言葉ですが、床ずれになったらどのような症状が現れるのでしょうか。
今回は床ずれの主な症状をまとめましたので、参考にしてみてください。
▼床ずれの主な症状
■第1段階
床ずれの第1段階に現れるのは、皮膚の赤みです。
同じ場所に圧力がかかることが原因で、皮膚の一部が赤くなっていたら注意しましょう。
そのままにしておくと徐々に床ずれが進行し、痛みが出てきます。
赤みと痛みがセットになったら床ずれの可能性が高いため、早急に対策を取ることが大切です。
■第2段階
第1段階を過ぎると、皮膚の下にある「真皮」にダメージが届きます。
これが床ずれの第2段階で、ただれや水ぶくれが生じて分泌物が出てくるのが特徴です。
皮膚の表面が破れ、痛みを訴える方も少なくありません。
■第3段階
第3段階に入ると、床ずれのダメージは真皮の下にある皮下組織にまで及びます。
皮下組織には皮下脂肪が蓄えられていますが、痩せている方は脂肪が少ないため、出っ張った骨の周囲に症状が現れやすいのです。
この段階では、傷口から細菌が入って感染症を起こすケースも見られます。
■第4段階
床ずれのうち最も症状が重いのが第4段階で、皮下組織の奥の筋肉・骨・神経組織にまでダメージが到達しています。
外側から筋肉や骨を確認できるだけでなく、黒や黄色に壊死した組織が見えることもあるほどです。
深い潰瘍ができており、強烈な痛みを感じます。
▼まとめ
床ずれの症状は、第1段階から第4段階へと移行するごとにひどくなっていきます。
普段から注意し、見つけたらすぐに対処を行うことが重要です。
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